2010年5月28日 « トップへ » 2011年1月18日

2011年1月17日

新井矯正歯科 新井茂院長

新井茂院長今井先生とは、東京医科歯科大学の矯正学教室に在籍して以来、30年来のお付き合いになります。

今井先生のとても温厚で真面目なところは、30数年たった今でも変わる事はありません。治療においても、いつも患者様を第一に考えて取り組んでおられます。

20数年続いている矯正研究会の時に見せていただく治療内容も素晴らしい物が数多く、技術面でも信頼のおける矯正の歯科医師です。治療についていつも沈着冷静な意見を述べられ大変勉強になっております。

また、休日に先生の御自宅に電話をしても診療室に居られる事が多く、矯正治療に大変熱心に取り組んでおられます。

このように、技術面でもしっかりとしていて、患者様の事を第一に考え真面目に矯正治療に取り組んでいらっしゃる先生です。基本に忠実な矯正治療を受けられると思います。

新井矯正歯科 院長 新井 茂
http://www.arai-kyousei.jp/

◆経歴
1979年 国立東京医科歯科大学卒
1979年〜1985年 国立東京医科歯科大学第一矯正学教室 在籍
1985年 新井矯正歯科 開業

前田矯正歯科クリニック 前田眞琴院長

前田眞琴院長今井裕三先生は、我々の研究会きっての理論派です。

診断能力は随一です。私など、気付かなかった症状を指摘され、「ああ、そういうこともあるなあ」と勉強させてもらうこともしばしばです。

治療の工夫も様々される先生で、安易な治療をするのではなく、症状に適した装置をご自分でさらに改良して使っておられます。

新しい物を試すことにも積極的な先生で、いろいろな講習会に参加され、我々にも新しい情報を提供してくださいます。

無理をしない、慎重な先生でもあります。それは多少時間が掛かることにつながるかもしれませんが、患者さんにとっては優しいドクターと言えるのではないでしょうか。

前田矯正歯科クリニック 院長 前田 眞琴
http://www.maeda-clinic.or.jp/

◆経歴
1979年 国立東京医科歯科大学歯学部 卒業
1979年 国立東京医科歯科大学歯学部 矯正学教室 在籍
1981年 国立東京医科歯科大学歯学部矯正科卒後研修課程修了
1988年 口腔内の接着に関する研究にて歯学博士号
1988年 港南台駅前にて開業

受付

受付

当院は予約制となっております。お気軽にご連絡下さい。

待合室

待合室

くつろいで頂けるように、静かなBGMが流れています。

診療室

診療室

3階の大きな窓に面した明るく開放的な診療室です。床はコルクタイルで落ち着いた雰囲気の中、落ち着いて治療を受けることが可能となります。

口腔外バキューム

口腔外バキューム矯正を専門とする歯科医院には珍しく、チェアーサイドに口腔外バキュームを設置しており、矯正装置の調整や歯のクリーニングの際に巻き上がる粉塵を吸引し、院内の環境を清潔に保ちます。

レントゲン室

レントゲン室画像診断に必要かつ充分な設備を完備しております。

ブラッシング コーナー

ブラッシング コーナー矯正治療を始める際に、まず基本的な磨き方を練習します。その後、装置の種類に応じて基本的な磨き方を応用して行きます。

健康保険が適応できる指定医です

健康保険が適応できる指定医です

矯正治療に健康保険が適応できるということをご存知でしたか!?

矯正治療のほとんどは「自由診療」で健康保険が使えません。治療費用はすべて患者さん負担となり、治療内容によってはかなり高額になることもあります。
実はこの治療費には例外があり、国が定めた特定の症例に対し矯正治療を行う場合に限り、健康保険が適応できるのです。

当院は「健康保険適応の矯正治療ができる施設」(指定自立支援医療機関)として、厚生労働省より認定されています。
なお、顎変形症の保険診療については、顎口腔機能診断施設でなければ行えません。当院は、顎口腔機能診断施設の指定を受けています。

万一、下記にあげた症状がみられる患者さんは、ぜひ一度ご相談ください。

<健康保険が適応される症状>
1. 顎骨の外科的手術が必要な顎変形症を伴う噛み合わせの異常
2. 唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)
3. ゴールデンハー(Goldenhar)症候群(鰓弓異常症を含む)
4. 鎖骨・頭蓋骨異形成
5. クルーゾン(Crouzon)症候群
6. トリチャーコリンズ(Treacher-Collins)症候群
7. ピエールロバン(PierreRobin)症候群
8. ダウン(Down)症候群
9. ラッセルシルバー(Russell-Silver)症候群
10. ターナー(Turner)症候群
11. ベックウィズ・ヴィードマン(Beckwith-Wiedemann)症候群
12. 尖頭合指症
13. ロンベルグ(Romberg)症候群
14. 先天性ミオパチー
15. 顔面半側肥大症
16. エリス・ヴァン・クレベルド(Ellis-vanCreveld)症候群
17. 軟骨形成不全症
18. 外胚葉異形成症
19. 神経線維腫症
20. 基底細胞母斑症候群
21. ヌーナン(Noonan)症候群
22. マルファン(Marfan)症候群
23. プラダーウィリー(Prader-Willi)症候群
24. 顔面裂
25. 筋ジストロフィー
26. 大理石骨病
27. 色素失調症
28. 口ー顔ー指症候群
29. メービウス症候群
30. カブキ症候群
31. クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群
32. ウィリアムズ症候群
33. ビンダー症候群
34. スティックラー症候群
35. 小舌症
36. 頭蓋骨癒合症
37. 骨形成不全症
38. 口笛顔貌症候群
39. ルビンスタイン-ティビ症候群
40. 常染色体欠失症候群
41. ラーセン症候群
42. 濃化異骨症
43. 6歯以上の非症候性部分性無歯症
44. チャージ症候群
45. マーシャル症候群
46. 下垂体性小人症
47. ポリエックス症候群(クラインフェルター症候群)
48. リング18症候群

院内技工室で矯正装置を作る

院内技工室で人工歯を作る

当院では、院内に矯正技工を専門とした"歯科技工室"を設置し、専任の歯科技工士が常駐しています。

歯科技工室とは歯科技工士専用の作業場のことで、ここで様々な矯正装置の製作を行っています。

通常、矯正に必要な技工物の製作は外部の技工所に依頼します。その際、歯科医院では、歯列模型に技工指示書を添付して送り、出来あがるのを待つことになりますので、歯科技工士と歯科医師間の連絡は指示書のみです。そのため、出来上がった矯正装置が、必ずしも意図した通りのものではないこともありました。この問題を解決してくれたのが、院内に設置した"歯科技工室"です。

院内技工室のメリットはいくつかあります。

その一つが、矯正装置の修理に早く対応できる点です。口の中の環境は装置にとっては厳しいものですので、部分的に破損し修理が必要になることは珍しくありませんが、歯科技工士が院内に常駐していることで、適切な対応を取ることが可能となります。

二つめに歯科医師と歯科技工士とのコミュニケーションの円滑化があります。同じ施設内にいますので、歯科医師は装置製作のステップごとにチェックをすることが出来、患者さんに適した技工物を出すことができます。

さらに患者さんと接することで、技工士のモチベーションも高まり、よりふさわしい技工物を提供できると考えています。

院内技工室があり、専任の歯科技工士も常駐している矯正歯科は、当院ならではの特長といえます。

矯正歯科医院を選ぶ際のポイントに、院内技工室を設置しているかどうかを加えてみてはいかがでしょうか?

<院内に技工室を設置しているメリット>
・矯正装置の修理や矯正装置調整後の仕上げなどで円滑な対応が可能。
・矯正を専門とする歯科医師と歯科技工士のコミュニケーションがとりやすいため、歯科技工物にも反映されやすい。

各科の専門医師と連携し治療を行います

各科の専門医師と連携し治療を行います

こんにちは。今井矯正歯科・院長の今井裕三です。

私は東京医科歯科大学歯学部を経て、同大学院で歯科矯正学を学びました。卒業後、同大学付属病院、関東逓信病院(現・NTT東病院関東病院)の歯科矯正部に入局し、総合病院という大きな中で、一般的な歯科では出逢わないような症例を診てまいりました。

その後、現在の江戸川区船堀で今井矯正歯科を開院し、現在30年となっております。

総合病院では様々な症例の治療があり、歯科、歯周病科、口腔外科の先生方と連携しながら治療を進めてまいりました。

私にとって歯科は専門外でしたが、この連携を通じ、歯科に対する理解が深まっていくのはもちろん、先輩からさまざまなことを学びながら、主体的な治療を行っていました。

とくに口蓋裂などの症例では、一般的な歯科や大学病院の口腔外科と連携し、よりよい治療を目指しました。

この時の経験は開院した今も生きており、症例によっては歯科や口腔外科などと連携を組んで予後を意識した治療に反映しております。

開業後はさらに活動の場を広げ、地元の歯科医師会のドクターとの連携にも力を入れています。江戸川区歯科医師会では、学術委員会の理事と委員長を合計8年間務め、歯科医師会での研修会なども行ってまいりました。

また、矯正を専門とする開業医師の仲間とは、定期的に集まって意見を交換し合い自己研鑚に努めていますが、そんな研究会仲間4人でインターネット上に「矯正歯科相談室」というサイトを作り、様々な相談に当たっています。

矯正についての質問がおありの方は「矯正歯科相談室」で検索できますので、どうぞご利用ください。

患者さんと対等なコミュニケーションを心がけています

患者さんと対等なコミュニケーションを心がけています私は祖父、母と3代続く歯科医師の家庭で育ちました。

祖父は江戸川区の歯科医師会長を長期間務め、子ども心にも尊敬の念を抱いておりました。会長職を長く務めたのとは対照的に、祖父は穏やかな性格で患者さんから慕われていたようです。母はそんな祖父の性格を受け継ぎ、患者さんとのコミュニケーションを、いつも大切にしていたように記憶しています。

祖父が歯科医を引退した後、母が医院を引き継いだのですが、患者さん数も多く、本当に大変だったと思います。しかし苦労を表に見せることはなく、診察室からはいつも患者さんと母との楽しく明るい声が聞こえてきていました。

母は歯科医師としてではなく、常に一人の人間として患者さんに接しておりました。

そんな母の姿は私に大きな影響を与え、コミュニケーションを大切にしながら患者さんとの治療を行いたいという気持ちは、常に私の中心にあります。

矯正治療で患者さんの心の悩みも軽くしてあげたい

矯正治療で患者さんの心の悩みも軽くしてあげたい大学で学んでいたときのことです。

口蓋裂の患者さんが治療にみえました。口蓋裂の患者さんは、上あごの発育が足りないために、かなり重症の受け口や噛み合わせの不良になることが珍しくなく、引っ込み思案になる方も多いのです。そのため、幼児期から長期にわたる治療が必要になり、患者さんの苦労も通常より多くなります。

しかし、きちんと矯正治療を行えばきれいに治り、顔の印象もガラリと変わり、明るくなっていかれます。私は、なんとかしてこのような患者さんの力になりたい!と強く思うようになり、この経験をきっかけに矯正を専門とした歯科医師を目指すこととなりました。

私が今井矯正歯科を開院するため関東逓信病院を辞するとき、「どうしても先生に診てもらいたい」とおっしゃってくださった患者さんたちが多数いらっしゃいました。ありがたいことに、その方たちは今でも年に1~2回は当院に検査や診察に来てくださいます。本当に長いお付き合いをさせて頂いております。

そのほかにも、親子で来て下さる方や、お知り合いを紹介してくださる方などがいらして、私は素晴らしいご縁に恵まれていると、心から思います。

矯正治療は患者さんとの二人三脚

矯正治療は患者さんとの二人三脚矯正歯科は歯を動かしながら正しい噛み合わせにしていく、知識と技術が必要となる治療です。

そのため歯の状態によっては、予定通りに進まないこともあります。しかしそれでも治療を投げ出すことなく、最後まできちんと治療に来てくださる方がほとんどです。主治医の私がいうのも変ですが、みなさん驚くほど熱心なのです。

ある口蓋裂の患者さんは、小学校低学年から治療を始め、口腔外科や歯科のドクターと連絡を取り合いながら、大学生になった現在まで、成長段階に合わせた治療を行ってきました。このなると、患者さんというよりも、まるで家族のような親しみを感じてしまいます。

また治療中だけでなく、その後のメンテナンスにも熱心で、交通に1時間半かけて、半年ごとにきてくださる方もいらっしゃいます。そんな患者さんのためにも、より患者さんにふさわしい治療を目指していきたいと考えております。

プロフィール

プロフィール院長 / 今井 裕三

東京医科歯科大学歯学部卒
同 大学院卒(歯科矯正学専攻)
その後、同大学付属病院矯正科、及び関東逓信病院(現NTT東日本関東病院)の歯科矯正部を経て、江戸川区船堀に今井矯正歯科開設。現在に至る。

日本矯正歯科学会 認定医
日本成人矯正歯科学会 認定医
歯学博士

【所属団体】
日本矯正歯科学会
日本臨床矯正歯科医会
WFO(World Federation of Orthodontists)
日本成人矯正歯科学会
東京矯正歯科学会
日本口蓋裂学会
日本先天異常学会
日本顎変形症学会
日本歯科医師会
東京都歯科医師会
江戸川区歯科医師会

子どもの矯正治療ガイド

子どもの矯正治療ガイド

「3歳児健診のときに、受け口といわれた......」「口をうまく閉じられなくて、いつも前歯が見えている」

お子さまの歯並びについて、こんな悩みを抱えている親御さんはいらっしゃいませんか?

噛み合わせや歯ならびの悪さから虫歯になることはよく知られていますが、実はそれ以外にも、いびきや歯ぎしり、頭痛や顎関節症などのリスクがあります。

まだ小さいからといって治療をせずに放っておくのは大変危険です。お子さまが成長したとき、虫歯や歯周病、顎関節症や、頭痛、肩こり、不定愁訴など、全身に不調を訴えることさえあるのです。どの親御さんも可愛いわが子には、健やかに育って欲しいと願っていると思います。矯正の効果が期待しやすい子ども時代に、矯正歯科治療を受けることをお勧めします。

子どものころから矯正を始めるメリット

顎の成長のバランスを整え、美しい顔立ちに導くことができる
子どものころから矯正を始めるメリット歯やあごの成長を妨げるような歯並び、噛みグセなどを修正し、あごや顔の骨の成長バランスを整え、顔立ちを整えることができます。

重症例の場合、治療をせずにそのままにしておくと、後に外科的な手術が必要になることもあります。しかし子どものうちに矯正することで、手術せずに治せる可能性が増します。

永久歯を抜かない矯正ができる可能性が高まる
永久歯が生える場所が狭い場合、奥歯を後ろに移動させたり、あごの成長を促したりすることで、歯が納まるスペースの確保をはかります。さらに早期治療により、ワイヤーを使った本格矯正時に永久歯を抜かずにすむ可能性が高くなります。

お口の本来の機能を取り戻す
指しゃぶりや舌のくせは、歯並びを悪くするだけでなく、発音や食べ物の食べ方・飲み方にも悪い影響を与えます。さらに、普段から口をあけるクセがついてしまい、閉まりのない、だらしない顔立ちになってしまいます。

早期治療を行うことでこれらのクセに対応できます。併せて口の周りの筋肉や舌の動きのトレーニングも行うので、本来あるべき筋肉の動き方が身に付きやすくなります。

コンプレックスを取り除き健やかな精神発育を促せる
出っ歯や受け口のお子さまの多くは、容姿にコンプレックスを持ち、内気な性格になってしまいがちです。小児矯正では可能な限り前歯の状態を矯正しますので、コンプレックスを取り除き、心身ともに健やかな成長を促します。

永久歯での矯正がしやすくなる
あごの成長をコントロールし、永久歯が正しい位置に生えるように誘導するので、永久歯に生えかわった後に行う本格的な矯正がスムーズに行えます。

子どもの矯正を始めるタイミング

子どもの矯正を始めるタイミング治療効果を高めるには、矯正を開始するタイミングが非常に重要です。あまりにもタイミングが早すぎると、治療期間が非常に長引いてしまう可能性があります。

適切な治療を行うタイミングには、2つの時期があり、お子さまのお口の中の状態を調べ、必要に応じた治療を開始します。

まず、全部の歯が乳歯の乳歯列矯正では、3~5歳ごろから始めます。その次の時期は、前歯や奥歯が永久歯に生えかわる6~7歳ごろです。

一方、まだ治療が早いお子さまは半年~1年ごとに経過観察をし、一番適切な時期に治療を開始します。

お子さまのあごは発達していきますが、矯正治療を行わずにそのままの状態で過ごしていると、5年、10年と経ったとき、矯正治療が難しくなってしまうこともあります。もし、お子さまの歯並びが少しでも気になるようでしたら、なるべく早めに、矯正を専門とする歯科医院で相談されることをおすすめします。

子どもの矯正の流れ

子どもの矯正治療は、成人矯正のように、最初からブラケットとワイヤーをとりつけて行うことはあまりありません。大きく分けて、次のふたつのステップに分かれます。

ステップ1 / 第1期治療
永久歯が生えてくるスペースを作り、歯並びや顎の成長に悪い影響を与える噛み合わせを矯正し、あごの成長を促し歯の生え変わりを誘導していきます。

この段階で歯の生えるスペースが充分に確保できれば、次の段階で、永久歯を抜かずに治療ができる可能性がぐっと高まります。

ステップ2 / 第2期治療
上・下、すべての歯にブラケットを取り付け、ワイヤー矯正を行います。歯のねじれ、歯並びなどを整え、正しい噛み合わせにしていきます。

治療中の虫歯は一般的な歯科で治療してもらいます

矯正治療中の虫歯予防

「矯正中、虫歯になったらどうすればいいんですか?」

治療中の虫歯を心配し、治療前のカウンセリングでこのような質問する方が大勢いらっしゃいます。

実は、矯正治療中の虫歯は意外と多いもの。なぜなら、治療前は、歯並びが悪く重なり合っていましたが、歯が移動したことにより離れるので、今まで隠れていた虫歯が見つかからなのです。

このままの状態で矯正治療を進めていくと虫歯は悪化していき、ひどくなると歯の神経にまでダメージを与えてしまいます。そこで虫歯が見つかった段階で、速やかに虫歯の治療をし、その後、引き続き矯正治療を行います。とはいっても、当院は矯正を専門とする歯科医院ですので虫歯の治療は行いません。

そのため、一般的な歯科の主治医がいる方には、院長が主治医に依頼状を書きますので、診てもらってください。また主治医がいないという方には、当院と連携を取っている歯科医院にご紹介していますので、遠慮なくおっしゃってください。

矯正治療中の虫歯を防ぐブラッシング指導

ブラッシング指導矯正治療中は、歯と矯正装置(ブラケット)の間に食べ物のカスなどが詰まりやすくなります。歯をみがいても、みがき残しが出てしまいがちですので、普段より丁寧にブラッシングするよう心がけてください。

とはいっても、装置が邪魔になるため、思うように歯ブラシがあたらないこともあります。当院では、正しい歯みがきの仕方を覚えていただくために、ブラケットを装着する前と装着した後に、ブラッシング指導を行っています。

しかし使用する矯正装置によっては、歯ブラシのあてる場所やみがき方が微妙に変わってしまいます。そのため各装置に適したみがき方を身につけていただく必要があります。当院では矯正装置を交換したときも歯みがき指導を行っていますので、ご安心ください。

食生活の指導で健康な歯を作るサポートをします

食生活の指導で健康な歯を作るサポートをします食生活が歯に影響を与えていることをご存じですか?

たとえば、小さなお子さまが大好きな飴。常に飴をなめていると、その間、歯は砂糖づけになってしまいますので、非常に虫歯になりやすい環境にあります。あるいはハンバーグなどの柔らかい食べ物を中心にした食生活をしていると、噛む力が弱くなり、あごや口の周りの筋肉が発達しません。

現代人の食生活は、歯と歯の支えている歯周組織に悪い影響を与えているのかもしれません。歯の健康を守るためにも、私たちは食生活を見直す必要があると思います。

当院では、食生活の改善が必要と判断した患者さんには、初診のカウンセリング時、あるいは治療中、随時、食事指導を行っています。食生活に不安をお持ちの方は、カウンセリングにお伝えください。

PMTCで歯の汚れを取り除く

PMTCで歯の汚れを取り除くしっかり歯を磨いているつもりでも、意外と磨き残しや汚れが残っているもの。その状態で矯正装置を装着すると、虫歯や歯周病を引き起こしてしまいます。

そこで当院では初回時にブラッシング指導とともに、本格的な歯のクリーニングPMTCを行っています。

PMTC(プロフェッショナルクリーニング)とは、歯科医院における歯のクリーニングのこと。専用機器を使い、歯ブラシでは取れない歯石やコーヒー・ワイン・たばこのヤニ等の汚れを取り除いていきます。

施術後は歯の表面がつるつるし、虫歯や歯周病予防の効果も期待できます。さらに矯正治療終了後のメンテナンス時にも、必要に応じPMTCを行っています。

患者さんに合った痛みに配慮した矯正治療

患者さんに合った痛みに配慮した矯正治療

「できるだけ痛みが出ないようにしてください」「定期健診でワイヤーを調整した後、痛みが強くてご飯も食べられません」

矯正治療を始めると、多くの患者さんが痛みを訴えます。痛みが生じるのは、歯をワイヤーで強く締めつけるため。強い力を加えて歯を動かそうとするので痛くなるのです。ほとんどの場合、数日間で和らぎますが、人によっては食事に差し支えるほどの強い痛みを感じることもあります。

治療中の痛みは、痛みに配慮した矯正装置を使うことはもちろん、それ以上に、矯正を専門とする歯科医師の技術力が問われます。

当院では、できるだけ痛みを考え、矯正治療を心がけています。たとえばワイヤーを取り付けるときは、歯に無理な力をかけません。そこで使用する矯正装置も患者さんの口腔内の広さや筋肉の緊張度合に併せたものを選びます。使用するワイヤーも痛みに配慮し、「超弾性ワイヤー」というワイヤーを主に使用しますし、ワイヤーをしめるときも、患者さんの痛みの感受性(感じ方)を確認しながら調整していきます。

痛みに対して不安がある方は、心配せずに事前にご相談ください。

利用するワイヤーも考え、痛みを緩和する

ワイヤー矯正装置を固定するワイヤーには、材質的にも多種類ありますし、太さも細いものから太いものまで多くの種類があります。これらは、患者さんの歯の状態などにより使い分けていきます。

通常、太くなるほど歯を締めつける力も強くなり、ワイヤーを付けた後、数日間は強い痛みを感じることがあります。

当院では、矯正治療中の痛みをできるだけ抑えるために、初めて矯正装置を装着するときは「超弾性」という特性を持ったワイヤーでかつ細いワイヤーを使います。その後、痛みの状態や歯の動きを確認しながら、徐々に太いワイヤーに切り替えていきます。こうすることで、歯に無理な力を与えずに、痛み可能な限り抑えることができるのです。

痛みシートの活用

痛みシート歯並びや虫歯の状態は"目"で見ることができます。しかし患者さんが感じる痛みは"目"では確認できません。

また同じ治療でも、強い痛みを感じる人、あるいはほとんど感じない人など、痛みの感受性(感じ方)も、かなり異なります。

つまり明確な痛みの基準がないため、歯科医には患者さんの痛みの度合いが判断できないのです。

そこで当院では、「痛みシート」を使い、患者さんの痛みの感受性を把握しています。このシートに「食事中」「食事外」に感じた痛みを5段階で記入し、グラフ化します。これを見れば一目で痛みの感受性が分かるので、ワイヤーの太さや締める強さ、治療ペースを調整することができます。

なお、この痛みシートを導入してから痛みを訴える患者さんが激減していますので、痛みの感受性が強い方にも安心していただけます。

装置を付ける順序を工夫して、患者さんの負担を軽くする

上下同時に進めないから痛みが少ない上下の歯を矯正するとき、同時に矯正装置を装着すると、狭い口の中の環境が急に変わり、痛みを強く感じてしまうことがあります。そこで当院では、通常2回に分けて矯正装置を装着しています。

まず、上の歯に先に取り付け、次回の治療時に痛みの感受性を確認した後、下の歯にワイヤーを取り付ける時期を決めます。通常は2カ月程度後に取り付けています。

また、患者さんによっては、下の歯に先に装置を付けることもあります。

セルフライゲーション・ブラケットの活用

セルフライゲーション・ブラケット矯正装置とワイヤーの間に生じる摩擦(フリクション)を考えたブラケットです。従来のブラケットに比べ痛みが生じにくく、歯の移動も考えられた治療ができます。

ただ、普通のブラケットより全ての点で優れているわけではなく、それぞれに利点、欠点があります。

そこで当院では、患者さんごとに適したブラケットを選択し、必要に応じて組み合わせて使用しています。たとえば前歯は通常のブラケットを使い、犬歯から後ろにはセルフライゲーションブラケット装置(エンパワー)やセルフライゲーションブラケット装置(ミニクリッピー)などの組み合わせなどがあります。

また、治療の途中でセルフライゲーション・ブラケットを通常のブラケットに変更することもあれば、逆に、通常のブラケットをセルフライゲーション・ブラケットに変更する場合もあります。これはあくまでも、個々の患者さんに適した装置、また治療のステップごとの目的に適した装置を使って、より良い結果を得たいという考えに基づいています。

ですから、当院ではセルフライゲーション・ブラケットを使用しても、特に装置料の追加はないようにしています。ただしセルフライゲーションブラケット装置(クリッピーC)はセラミック・ブラケットですので、追加費用がかかります。
セルフライゲーション・ブラケット(フリクションフリー・ブラケット)には、セルフライゲーションブラケット装置(ミニクリッピー)やセルフライゲーションブラケット装置(スマートクリップ)、セルフライゲーションブラケット装置(デーモンクリア)などがあり、それぞれ単独使用、あるいは通常のブラケットと組み合わせての使用が可能です。

当院では患者さんの痛みの感受性(痛みの感じ方)も考慮して、通常のブラケットとセルフライゲーション・ブラケットを使用しています。

ゴールは「綺麗な歯並び」 結果にこだわる治療

治療期間

最近の矯正治療は、とかく"治療期間が短い矯正"や"矯正装置が目立ちにくい矯正"ということを重視しがちです。

しかし矯正治療の本来の目的は、「歯並びをきれいにし、良い噛み合わせにする」ということ。"早さ"や"目立ちにくい"ということばかりに気を取られてしまっては、良い治療ができないと思います。特に、治療期間をあまりに短く設定してしまうと、ついつい歯に無理な力をかけてしまいがちになり、かえって噛み合わせを悪くしてしまう危険もあるのです。

当院は矯正を専門とした歯科医院ですので、治療結果を重視しています。そのため治療期間は約2年~3年と少し長めですが、その分、きちんと仕上げる治療を心掛けています。毎回、微調整しながら治療を行ってまいります。歯の動きによっては多少、時間がかかることもありますが、患者さんとの二人三脚で進めながら仕上げていきます。

治療が終わり、きれいになった歯をご覧になり、「思っていた以上の綺麗さ、すごく満足しています」と喜ばれる方の笑顔は、何物にも変えがたいですね。

とはいえ、患者さんの「一日でも早くきれいにしたい!」という気持ちはよく理解しているつもりですので、ご要望に沿えるよう、できる範囲で治療期間を短くする努力はしています。しかし、矯正を専門とする歯科医師として患者さんの20年後、30年後の歯の健康を考え、仕上がりを重視すべきだと考えています。

初診相談

初診相談患者さんのお口の中の状態を見せていただいた上で、矯正治療の進め方や、どのような治療ができるのかを簡単にご説明いたします。歯並びに関すること、治療についての疑問や不安、費用や治療期間の悩みなどがありましたら、お答えできる範囲で明確にしていきます。どのようなことでも結構ですので、ご相談ください。
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検査

検査正しい治療を行うために、患者さんの歯の位置やあごの骨などの状態を検査します。検査内容にはレントゲン写真、歯や顔の写真撮影、歯の型採りなどがあります。

レントゲン写真は、全体の歯が写るパノラマ断層撮影、顔面の骨格系の特徴を調べるためのセファロ撮影、上あごの歯の状態を診る咬合型などを撮ります。また、虫歯の有無など個々の歯の状態、あごの動きや口の周りの筋肉の働きかた、悪い癖の有無なども調べます。
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診断

診断検査結果をもとに、現在の歯の状態をご説明した上で、適切な治療計画と、治療期間・費用などを詳しくご説明します。さらに、できるだけ患者さんのご要望を取り入れながら、最終的な治療方針を決定します。なお当院では、診断料は検査料の中に含めていますので、診断時の追加費用はかかりません

治療中の虫歯や歯周病予防のために、治療開始前にブラッシング指導と食生活指導を行います。また矯正治療中も、随時、患者さんの状態に応じ歯みがき指導と、歯のクリーニングもいたします。
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治療スタート

治療スタートそれぞれの患者さんに合わせた矯正装置を使い、歯並びや噛み合わせを整えていきます。

矯正期間中は通常月に1度来院していただき、歯の動きをみながら装置を微調整します。計画通りに治療を終わらせるためには、定期的な通院を欠かさずに続けていただくことが大切です。最後まできちんと通院していただくようお願いしています。

なお、患者さんのあごの発達状態や歯の並び方、歯の大きさなどにより、治療開始時期や治療期間が異なります
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保定開始

保定開始歯の移動が終わると矯正装置を外します。しかしこの状態で治療を終えると、また治療前の状態に戻ろうとする傾向がありますので(後戻り)、これを防ぐために歯をかなりの期間、支える必要があります。この期間を保定期間といます。

保定期間中は、「リテーナー」という主として取り外し型の装置を使います。これを装着し、歯をきちんと支え、根の周囲の骨が落ち着くするまで数カ月に一度程度経過を見ていきます。
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定期健診

定期健診保定終了後も、3カ月から半年に一回程度、定期健診にいらっしゃることをお勧めします。毎日の生活の中で、歯と歯を支えている部分(歯周組織)には食事のたびに大きな力がかかりますから、長い間には少しずつ老化が進みます。

でも、定期的に歯並び、噛み合わせ、虫歯、歯茎などのお口全体の健康チェックと、歯石除去やフッ素塗布などの予防処置を行うことで、老化が進むのをかなり遅らせることは出来ます。

当院では、皆様が一生自分の歯で生活できることを目標に、お手伝いをしたいと考えています。

目立ちにくい矯正装置

目立たない矯正装置

「矯正装置はできるだけ目立ちにくいようにしてください」「歯の裏側から矯正する装置はありませんか?」

最近、このような質問をなさる患者さんが増えています。確かに矯正中は矯正装置は口をあけると目立ってしまい、治療を諦める方もいらっしゃると聞きます。

当院は矯正を専門とする歯科医院です。私が矯正治療を行うとき、真っ先に考えることは、「患者さんの歯並びをきれいに整え、良い噛み合わせにすること」

もちろん患者さんにとっては、早く治療が終わることと、目立ちにくい矯正器具も重要なことでしょう。しかしそればかりに気を取られてしまうと、本来の目的から反れてしまい、本来あるべき歯並びへの治療ができなくなってしまいます。

とはいっても「装置が目立つのはいや」という患者さんのお気持ちも、十分理解しているつもりです。患者さんのご要望をできるだけ取り入れながら、目立ちにくく効果が求められる治療を目指しています。

当院ではセラミック・ブラケット、リンガル・ブラケット・マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)など、患者さんの要望に合わせた "目立ちにくい矯正装置"をご用意しています。それぞれの装置にはメリット・デメリットがあります。どのブラケットを使うかは、きちんと説明した上で、患者さんに選んでいただいています。

セラミック・ブラケット
歯の裏側に装着する舌側矯正(リンガルブラケット矯正法)
マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療

セラミック・ブラケット

セラミック・ブラケットかつて、矯正装置の主流は"金属製"でした。そのため、口を開けたり笑ったりすると、"ギラギラ"とした装置が目立ってしまい、若い女性の間では敬遠されがちでした。しかし今は審美矯正がごく普通に行われている時代。目立ちにくい矯正装置のニーズが高まっています。

当院では、ご希望があれば「セラミック・ブラケット」を使用し、目立ちにくい矯正治療を行っています。
この装置は歯の表面に装着する器具が半透明のセラミックでできています。そのため白い歯によくなじみ、目立ちにくく、しかも耐久性に優れている、といった特長があります。

当院では目立ちにくい装置を希望される殆どの患者さんが、このブラケットでご満足いただいております。
 

舌側矯正(リンガルブラケット矯正法)

リンガル・ブラケット矯正治療の一つに、歯の裏側に矯正装置を装着するリンガル・ブラケット(舌側(ぜっそく)矯正)があります。これは矯正装置が表に出てきませんので、ほとんど気づかれずに矯正できます。
多くの人と接する機会が多い職業、たとえば営業職、接客業、タレントといった方にふさわしい矯正装置といえるでしょう。

ただし、歯の内側に装置をつけるため、器具が舌にあたりしゃべりにくい、物が食べづらい、セラミック・ブラケットに比べ費用が嵩むといったデメリットもあります。

患者さんのご要望によっては、上の歯をリンガル・ブラケットで、下の歯はセラミック・ブラケットというように、両方を組み合わせたハーフリンガルにすることもあります。

リンガル・ブラケット
金合金を使ったフルオーダーメイドの舌側矯正装置です。コンピューターで一人ひとりの歯型に合わせていますので、歯にしっかりと固定でき、効率よく動かすことができます。また従来の舌側矯正装置に比べ薄い仕上がりですので、違和感を覚えにくくお使いいただけます。

従来の装置では装着しにくかった萌(は)えかけの歯にも装着できるため、思春期頃のお子さまにも使用可能です。
 

<メリット>
歯の裏側に矯正装置をつけるので、表側からは矯正装置が見えづらく、周囲の人から気付かれにくい。
<デメリット>
装置に慣れるまで違和感を感じるのと、発音がしにくい場合があります。

※リンガル・ブラケット(インコグニト)は、舌側矯正治療システムですが、薬機法対象外となる"海外カスタムメイド矯正装置完成物"にあたるため、医薬品副作用被害救済制度の対象外の場合があります。


マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)

マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)透明で取り外しができる"マウスピース型"の矯正装置で、若い女性を中心に需要が高まっています。透明で目立ちにくく、歯を傷つけません。さらに簡単に取り外しができるので、食事中や歯磨きのわずらわしさもありません。ただ、取り外しができる装置のために、治療効果には限界もあります。

当院ではマウスピースの形をしたマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)とよばれる矯正装置を使用します。どちらかというと歯を動かす範囲が小さい方にふさわしく、歯の移動量が大きい症例にはセラミック・ブラケットなどで対応します。
 

マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)は、日本国薬事法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置で、また日本国歯科技工士法上の矯正装置に該当しない装置です。
医療機器法対象外ですので、医薬品副作用被害救済制度の対象ともなりません。

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療

歯科矯正用アンカースクリュー矯正治療はゆっくり歯を動かしていくため、どうしても治療期間が長くなりがちです。

「治療期間を早めたい!」と要望される方におススメなのが、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正です。

顎の骨に直径1~1.5ミリ程度の歯科矯正用アンカースクリューを埋め、それを支柱 (=固定源)として歯を奥に引っ張りながら動かしていきます。

なお、治療終了後には歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正装置を取り外します。特に難しい症例の方に適し、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療の普及とともに、今後、広まっていくものと思われます。
 

知識と技術をいかした治療

インコグニト認定医院・インビザライン認定医院カスタムメイド舌側矯正歯科装置やマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置を使った矯正は、メタル・ブラケットやセラミック・ブラケットを使った矯正に比べると調整が難しい治療です。カスタムメイド舌側矯正歯科装置やマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置についての知識と技術が求められます。

知識と技術力を駆使した治療を心がけています。

専門知識と技術力

当院の院長は現在30年以上矯正治療に携わっています。

培った技術を活かしながら、噛み合わせから審美目的までの矯正治療を行うとともに、唇顎口蓋裂症などの症例にも取り組んでまいりました

また一人ひとりの患者さんに合わせた治療を心がけ、使用する矯正装置はセラミック・ブラケットやセルフライゲーション・ブラケット、リンガル矯正(インコグニト)、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療など多岐にわたります。それぞれの装置の特長を生かしつつ、効率を考えた組み合わせによる治療を行っています。

医療技術は日々変化を遂げています。患者さんにふさわしい矯正治療を行うために、講習会や学会への参加、矯正装置や技術について学び続ける姿勢が不可欠だと考えています。

日本矯正歯科学会 認定医

日本矯正歯科学会 認定医認定医とは、矯正歯科専門医の技術レベルを客観的に評価した一つの基準で、一定水準以上の学術知識と技術レベルを持ったドクターが"認定医"として認められます。

"認定医"になるためには、いくつかの厳しい条件をクリアしなければなりません。

1)日本矯正歯科学会に5年以上の在籍

2)学会が指定する大学の附属病院や矯正歯科医療機関で5年以上の臨床経験が必要

3)歯科矯正臨床の論文を提出する

これらの条件をすべて満たし、審査に合格した医師だけに"認定医"の資格が与えられるのです。

さらに更新は5年ごとに行われ、学術大会への出席や臨床発表、および学術誌における報告が義務づけられています。

現在、日本国内の"認定医"は2,500名とごくわずか。これは、国内の矯正歯科医の約1割。このことからも、いかに優れているかがおわかりになることでしょう。

ようこそ!今井矯正歯科へ

ようこそ!今井矯正歯科へ

こんにちは。数ある歯科医院の中から、当院を選んでいただき、ありがとうございます。当院は開院以来、矯正を専門とする歯科医院として、ここ江戸川区船堀で30年、矯正治療を行ってきました。

これからも慢心することなく、緊張感を持って患者さん一人ひとりと接していくことをお約束いたします。

<当院が選ばれる7つの理由>

【1】 技術力
【2】 追加料金なしのシンプルな料金体系
【3】 半透明や透明・裏側からの矯正装置など幅広い治療手段をご用意
【4】 患者さんの立場に立った、痛みに配慮した治療
【5】 指定自立支援医療機関 顎口腔機能診断施設
【6】 院内技工室を設置した矯正医院
【7】 小児矯正の治療経験あり

 

【1】 技術力

技術力当院の院長は日本矯正歯科学会、日本成人矯正歯科学会、およびWFO(World Federation of Orthodontists)に所属し30年、矯正治療に携わってきました。

矯正技術の向上に務めながら、噛み合わせから審美目的まであらゆる矯正治療を行うとともに、唇顎口蓋裂症などの症例にも取り組んでまいりました。

また一人ひとりの患者さんに合わせた治療を心がけ、使用する矯正装置はセラミック・ブラケットやセルフライゲーション・ブラケット、舌側矯正(リンガルブラケット矯正法)装置、(インコグニト)、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療など多岐にわたります。それぞれの装置の特長を生かしつつ、効率のいい組み合わせで治療を行っています。

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【2】 追加料金なしのシンプルな料金体系

「矯正治療の料金体系が複雑で、よく理解できない」「思っていた以上に料金が嵩んでしまった」という声をよく聞きます。

通常、矯正治療の費用には、初診料や検査料、診断料、矯正装置料、それに通院ごとの処置料など、それぞれに発生します。
またその他に、保定装置料という費用がかかることもあります。

矯正治療は自由診療ですので、料金システムが医院によって異なることも、患者さんにとって分かりにくくなる原因の一つですが、もうひとつ、矯正の治療期間に対する患者さんの認識と、実際の治療内容とのズレも大きな原因になっていると思います。

矯正の治療期間というと、一般的には歯を動かし終わるまでの期間をさしますが、実は、それで治療がすべて終了というわけではありません。

そのあとに、「保定装置」という主として取り外し型の装置を使って歯をきちんと支え、根の周囲の骨が安定するまで、数カ月に一度程度経過を見ることが必要になります。

この「保定装置」の費用については混乱が多いように思います。
患者さんの立場に立てば、やっと矯正が終わったと思えた時点で、また新たな費用がかかるのは、納得がいかないお気持ちになるのではないでしょうか。

当院ではシンプルな料金体系を採用していますので追加料金がありません保定装置は基本料金の中に含まれますので明快です。さらに治療前に行う診断も、検査料の中に含まれます
また治療中、必要に応じて、歯石除去やブラッシング指導などの予防処置を繰り返し行っていますが、その費用も処置料に含まれております。


当院では、お支払いは無利息での分割払いを基準にしています。

たとえば、おとなの全体的な矯正の場合、半年ごとの4回でお支払い頂くのが普通ですので、開始時に全額の支払いが必要な医院に比べて、かなり楽なシステムになっています。

従って、当院では「デンタルローン」は扱っておりません。
デンタルローンを利用すると、毎月のお支払いは一見少ないようですが、支払い終了までの利息が嵩むためです。

本来の治療費ではないローン金利のような費用は、なるべく避けたいとの思いから、現在のようなシステムを採用しております。

患者さんに優しく、シンプルで追加料金なしの明快な料金体系ですのでご相談ください。

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【3】 半透明や透明・裏側からの矯正装置など幅広い治療手段をご用意

矯正装置当院は矯正を専門とする歯科医院です。私が矯正治療を行うとき、真っ先に考えることは、「患者さんの歯並びをきれいに整え良い噛み合わせにすること」

もちろん患者さんにとっては、目立ちにくい矯正器具も必要なことです。しかしそればかりに気を取られてしまうと、本来の目的から反れてしまい、歯並びを考えた治療ができなくなってしまいます。

とはいっても「装置が目立つのはいや」という患者さんのお気持ちも、十分理解しているつもりです。患者さんのご要望をできるだけ取り入れながら、目立ちにくく矯正効果が見込める治療を行っています。

当院ではメタル・ブラケットやセラミック・ブラケット、リンガル・ブラケット、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(インビザライン)など、患者さんの要望に合わせた "目立ちにくい矯正装置"をご用意しています。

それぞれの装置にはメリット・デメリットがあります。どのブラケットを使うかは、きちんと説明した上で、患者さんに選んでいただいています。

目立ちにくい矯正装置について詳しく知る
 

【4】 患者さんの立場に立った、痛みに配慮した治療

痛みに配慮した治療矯正治療を始めると、多くの患者さんが痛みを訴えます。

痛みが生じるのは、歯を動かすためにワイヤーを締めると、歯の根の周囲に炎症反応が起こるからです。この反応は、強い力を加えて歯を動かそうとするほど強くなります。ほとんどの場合、数日間で和らぎますが、人によっては食事にさしつかえるほどの強い痛みを感じることもあります。

治療中の痛みをできるだけ少なくするためには、痛みに配慮した矯正装置を使うことはもちろんのこと、それ以上に、矯正を専門とする歯科医師の技術力が問われます。

当院では、できるだけ痛みを考えた矯正治療を心がけています。

たとえばワイヤーを取り付けるときは、歯に無理な力をかけません。そこで使用する矯正装置も患者さんの口腔内の広さや筋肉の緊張度合に併せたものを選びます。ワイヤーをしめるときも、患者さんの痛みの感受性(感じ方)を確認しながら調整していきます。

特に、痛みを感じやすい治療の初期段階では、超弾性ワイヤーなどの痛みに配慮したワイヤーを使用しています。このような配慮をしているためか、当院では痛みのために治療を中断したという例は、いまだにありません

当院で治療した患者さんからは、「あまり痛みがなかったので、びっくりしました」「食事中も楽に噛めました」といった声をいただいています。

痛みに対して不安がある方は、心配せずに事前にご相談ください。

痛みに配慮した治療について詳しく知る
 

【5】 指定自立支援医療機関 顎口腔機能診断施設

育成・更生医療指定 顎口腔機能診断施設矯正治療に健康保険が適応できる場合があるということをご存知でしたか!?

矯正治療のほとんどは「自由診療」で健康保険が使えません。そのため治療費用はすべて患者さん負担となり、治療内容によってはかなり高額になることもあります。

指定自立支援医療機関実はこの治療費には例外があり、国が定めた特定の症例に対して矯正治療を行う場合に限り、健康保険が適応できるのです。

当院は「健康保険適応の矯正治療ができる施設」(指定自立支援医療機関)として、厚生労働省より認定されています。

なお、顎変形症の保険診療については、顎口腔機能診断施設でなければ行えません。当院は、顎口腔機能診断施設の指定を受けています。

保険適応の矯正について詳しく知る
 

【6】 院内技工室を設置した歯科医院

院内技工室当院では、院内に矯正技工を専門とする"歯科技工室"を設置し、専任の歯科技工士が常駐しています。

技工室とは歯科技工士専用の作業場のことで、ここで様々な矯正装置の製作を行っています。

通常、矯正に必要な技工物の製作は外部の技工所に依頼します。その際、歯科医院では、歯列模型に技工指示書を添付して送り、出来上がるのを待つことになりますので、歯科技工士と歯科医師間の連絡は指示書のみです。そのため、出来上がった矯正装置が、必ずしも意図した通りのものではないこともありました。この問題を解決してくれたのが、院内に設置した"技工室"です。

院内技工室のメリットはいくつかあります。

その一つが、矯正装置の修理にスピーディーに対応できる点です。口の中の環境は装置にとっては厳しいものですので、部分的に破損し修理が必要になることは珍しくありませんが、歯科技工士が常駐していることで、適切な対応がスピーディーに行えます。

二つめに歯科医と技工士とのコミュニケーションの円滑化があります。同じ施設内にいますので、歯科医師は装置製作のステップごとにチェックをすることが出来、患者さんにふさわしい技工物となるための指示を出すことができます。

さらに患者さんと接することで、歯科技工士のモチベーションもあがり、患者さんへの技工物も仕上がりよくなるよう、気持ちが入るのです。

なお、院内技工室を設置し、専任の技工士がいる矯正歯科はそう多くはありませんので、当院ならではの特長といえます。

院内技工システムについて詳しく知る
 

【7】 小児矯正の治療経験あり

小児矯正の治療経験あり「3歳児健診のときに、受け口といわれた......」「口をうまく閉じられなくて、いつも前歯が見えている」

お子さまの歯並びについて、こんな悩みを抱えている親御さんはいらっしゃいませんか?

噛み合わせや歯ならびの悪さから虫歯になることはよく知られていますが、実はそれ以外にも、いびきや歯ぎしり、頭痛や顎関節症などのリスクがあります。

まだ小さいからといって治療をせずに放っておくのは大変危険です。お子さまが成長したとき、虫歯や歯周病、顎関節症や、頭痛、肩こり、不定愁訴など、全身に不調を訴えることさえあるのです。

どの親御さんも可愛いわが子には、健やかに育って欲しいと願っていると思います。治療効果が見込める子ども時代に、矯正治療を受けることをお勧めします。

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2010年5月28日 « トップへ » 2011年1月18日


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